アドラー心理学
さて、昨日の続きの「アドラー心理学」について。
里皮フ科クリニックで毎月行われている勉強会へ参加しました。
アドラー心理学は心理学者アルフレッド・アドラーの思想からはじまり、後を引き継いだ人たちが、発展させた心理学。
日本では、2013年の『嫌われる勇気』の出版やテレビでの紹介により有名になりました。
今回は目的論についてお勉強してきました。
例えば…私を例にした場合。
「もっとヨガの勉強はしたいけど他の教室や先生に教わる事をスタジオに禁止されているから(原因)、学ぶ事ができない。ワークショップに参加できない。」
思い返すと…専属の講師をしていた頃の私。
これは原因論です。
それに対し、「学ぶ事で成長するのが怖い(目的)、だからスタジオを理由に学ぼうとしない。」
つまり、人はどのような行動を起こすにも目的があり、その目的を達成するために行動するというのがアドラー心理学の考え方です。
厳しいですね〜。
勉強したいと思ってるはずなのに、本当の目的が違ってる。
当時は気がつきませんでしたが…今思うと成長する事から逃げてたんだろうな〜。
最近では自分の心に問いかける事、客観的に自分を眺める事を瞑想で行っているので
自分の目的は何なのかを明確にしておく事もできるようになってきました。
私もレッスンで生徒さんに時々お話する事があります。
「目の前に広がってる状況は、実は自分が選んで作り出したことなんだよ。幸せでも、不幸でも」
厳しい言葉を投げかけたりします…..。
先日、友人に話したら
「戦争や育った国の習慣や文化で自分の環境を選べない人もいるのに、聞いたら辛くて反論したくなる」
と言われまして。
本当に劣悪な環境にいる人には堪え難い言葉なので、人や場所を選ばないとこの心理学は
心を傷つけると思うところもあるけれど。
どんな人にも言えるのは
「どうして?なぜ?」と過去の原因を探るのではなく
目的を見つめ直す事で
「どうやって?どうしていきたいのか?」
と次への行動を変えてゆく。
勇気を持って。
自分で自分の人生を変えていけると希望を持つ事。
自分で自分の人生を変えてゆくと決断する事。
それを伝える心理学だと感じました。
ヨガも一緒の事を伝えてくれてるよね。
今、起きてる事を感じて観ていく。
過去の原因を追究しても…過ぎ去った過去は戻らない。
起こっていない未来への不安にとらわれずに今を生きること。
驚いたことにアドラーさんと私のお誕生日が一緒でしたよ。
もう少し学んでみたいと思いました。
次回の里皮フ科クリニックのお勉強会
2017年2月4日(土)14:00〜15:00
「心のビタミン2」
参加費は無料です!!
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